ここのところ、関係構築以降について触れる機会が多くなっています。
問題をどのように捉えて、そして
その問題をどのように扱い、クライエントに関わるか?
この段階では「対話」が必要になってきます。
クライエント、キャリアコンサルタントの双方の意見を出し合い、
どちらが正しいではなく、双方の意見を融合して、
お互いに一人では見出せなかった答えを導き出す関わりです。
ではこの時にキャリアコンサルタントとしては
どのようなスキルが必要になるのでしょうか?
まずはクライエントの考えをより深いところから引き出すための
質問力。
そして、質問して答えてくれたことに対して、クライエントがより
理解を深められるような傾聴力。
またその答えを様々な角度から検証するための
積極技法、対決技法。
・質問力(考えや思いに対する)
・傾聴力(感情の反映、意味の反映)
・積極技法、対決技法
これらを融合して使っていくことが求められます。
傾聴だけではダメですし、
積極技法も自分の意見を押し付けるだけでも意味はありません。
カウンセラーとしてのコミュニケーションスキルの統合と言えます。
つまり関係構築で行う傾聴、共感的理解以上のスキルが
必要だと言ってもいいと思います。
にもかかわらず、養成講座では時間の関係上触れられておらず、
技能士試験でいきなり求められるがゆえに
苦労をすることになります。
対話スキル。
あなたはどうやって学びましたか?
学んだ記憶がないという方、ぜひ一度学んでみていただきたいです。