クライエントに気づきを促すということ

キャリアコンサルティングでは

関係構築をし、問題把握をし

「気づきを促す」

という言葉がよく使われます。

 

クライエントに対して、また違うものの見方が

できるのではないか、ということに気づいてもらう、

というような意味です。

 

クライエントを支援するためにとても重要なことだと思うのですが、

人はどうしたら気づきをもてるのでしょうか。

 

言葉で言っているほど簡単なものではないように思います。

 

例えば40年頑張って会社に尽くしてきたにも関わらず

突然左遷させられた、というとき、

「会社はそんなつもりじゃないかもしれないよ」

「もっと前向きに捉えてみたら?」

と言ってどれだけの人が納得できるでしょう?

 

自分の大切な人が亡くなったという時、

「泣いていたって始まらないよ、あの人はそんなこと望んでないと思うよ」

と言われたとして、どれだけの人がすぐに前を向けるでしょうか?

「そんなことわかっているけど、どうしようもない、辛い、悲しい」

というのが本音ではないでしょうか。

 

人が苦しいとき、しんどい時、簡単に前を向かそうとすることは

全くその人の役には立ちませんし、逆に苦しめるだけのように思います。

 

だからまず、クライエントを理解し、理解しようとし

理解し続けるしかありません。

そうして前に進めないクライエントのただそばにいる。

悲しみから抜け出せないその人のそばにいる。

軽い言葉で「前を向いて」というよりもよほど心強く、

癒され、勇気づけられるものではないでしょうか。

 

自分がいい状態の時も悪い状態の時も変わらず

そばにいてくれる。

キャリアコンサルタントといえどもそういう存在にまずなるだけに

こだわることが、何よりもクライエントにとって

気づきを促すことになるのではないでしょうか。



 

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