ご無沙汰の更新です。
1月18日からNHKで放送された
心の傷を癒すということ
ご覧になりましたか?
私は放送前から、あらゆるところから
その告知を目にし、
もはや目に見えないものから
観ることを強要されている気すらして
当然ながら全て観ました。
そして安先生の著書の増補版も手にしました。
1995年の阪神・淡路大震災で
「心のケア」に注目が集まり、
その中で出版された本なので、
大惨事の中での心のケアが中心です。
ですが、安先生の真摯な言葉が
丁寧に連ねられていて
人としてなのか、カウンセラーとしてなのか
一言では表せない、
心が反応するものがあった一冊でした。
キャリアカウンセラーという職業は、
(あえてこう呼びます)
「キャリアコンサルタント」
が国家資格となり、
今やキャリアカウンセラーという名称は
影を潜めつつあります。
どちらがどうなのかはここでは控えますが、
どうもキャリアコンサルタントという
国家資格になってから余計に、
「ビジネス」としての視点や
キャリアコンサルタントとして食べていくには(=儲けるには)、
表面的なスキル、
などばかりに目が向けられ、
キャリアカウンセラーとして
求められる資質については
おろそかにされがちのように思います。
(とにかく数にこだわっていたことも一因)
毎日のように業務に関わっていると、
ついそういった
大切なことを忘れがちだから
なのかもしれません。
「クライエントの痛みは
クライエントにしか到底わかりえない」
「心のケアをしたい人はたくさんいる。
だが心のケアを受けたいという人は
そもそもいない」
「社会全体で誰もひとりぼっちにしない
働きかけを」
→(専門職だけでなく、環境への働きかけを)
ユーモア
品格
などこの本には改めて「原点」
を考えさせられる
フレーズがあふれていました。
もちろん「キャリアコンサルタント」
という職業ですから、
食べていけなければ意味はありません。
ですが、
本質的なところを
見失ってしまっていることが、
キャリアコンサルタントという
職業の地位を脅かしている
一因なのではないでしょうか。
あなたは人としてどうありたいですか?
キャリアコンサルタントとして
どうありたいですか?
そしてそれに適った支援、
行動をクライアントに対してしていますか?
この仕事が大好きな反面、
自問し、自分の弱さを
見続けなければならない厳しさからは
逃げられないのだな、ということを
改めて考えさせられました。
追伸、
面接試験の最終日。
受検されたみなさま、お疲れ様でした。
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