3月12日、岸田首相が被災地を訪問し、
こころのケアも進めたいという
発言がありました。
心のケアは緊急時において最優先ではありませんが、その後長いスパンで行う必要があるものですし、こういった発言をしてくださったことは嬉しく思います。
被災された方々に対するこころのケアは当然必要であるとして
今日はキャリアコンサルタントがクライエントに対して
こころのケアは必要なのかどうかについて考えてみます。
「こころのケア」
とは具体的にこころのどんな状態に対して
ケアすることしょうか?
うつ病などを患った人に対して、
薬物を投与するということも一つのケアですが、
病気ではないけれど、たとえば被災された方々の
自分ではどうしようもない葛藤や
生活環境が変わったことへのストレス
人間関係が断絶しまったという孤立感
などといった点に対する支援することもまたこころのケアです。
実はこういったこころの状態は
キャリアコンサルタントが面談していても
よく直面する状態ではないでしょうか。
うまくいっていたことが
うまくいかなくなる
納得のいかない異動を言い渡される
職場で孤立してしまう
など、程度問題こそあれ、同じことです。
なんらかこころに負担がかかっている
状態にある。
キャリアコンサルタントがカウンセリングベースであるのは
まさにここが理由で、
こういったこころの状態に対してケアができた上で
しか人は意思決定できない。
ケアした上でコンサルティングをすることを目指しているからです。
そしてケアをするためには
クライエントがクライエントの世界でどのように
苦しんでいるのかをクライエントの言葉を頼りに
理解しようといなければなりません。
その理解しようとする姿勢、
私たちのクライエントへの関わりがまず
クライエントの
こころのケアにつながります。
私たちはどれだけのクライエントの
こころのケア
ができているでしょうか?
目の前の事柄だけ、起こっている問題にだけ焦点を
当てていては
クライエントの心が置き去りになってしまう
恐れがあることを改めて顧みたいです
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