キャリアコンサルタント視点の問題把握、と言われると
自動的に
自己理解
仕事理解
コミュニケーション
中長期・・・。
と考える人は少なくないです。
これらは「方策」を実行するにあたっての実施事項であるため、
必ずこの問題と方策が結びつきます。
一方で、面接の中でこれらの問題を捉えつつ
クライエントに何らか気づきや変化を促し、目標設定をしていくにあたっては
これらの問題のいずれかか、もしくはその他を選択します。
つまり面接の中でクライエントに考えてもらい気づきや変化を促す問題
と方策を実施するための問題は ≒ です。
この≒が難しく、問題把握=自己理解etc で捉えても間違いではないのでしょ、
と考えてしまうとうまくいきません。
例えば、
クライエントは「自分のやりがいが何かわからなくどうしたらいいか」と訴えてきているとします。
いわゆる形式通りの「キャリアコンサルタント視点の問題」で問題を踏まえると
自分の強みが理解できていない(自己理解不足)
どのような仕事があるか理解していない(仕事理解不足)などとなり、
これらのみを捉えて、気づきを促そうとすると
「ご自身の強みってなんでしょう?」といった質問につながります。
が、このクライエントの背景として、「使命感を持って仕事がしたいけれど
そこまで腹が括れる勇気がない」
ということがあったとすればいかがでしょう?
「強みは何か」と聞くことにどれだけの意味があるでしょう?
その前に「腹が括れない自分」にきちんと向き合ってもらうことなしに問題は
解決するでしょうか?
自己理解、仕事理解、と捉えるのは一種のフレームワークのようなものなので、
クライエント支援に役立つものではありますが、あくまで枠組みです。
その枠組みだけでクライエントという人をみるということは
来談者中心とも異なります。
まずはクライエントを大切に、クライエントに焦点を当てる。
基本中の基本を大切にしたいです。
まとめて確認したい方はHPへ
【SV、キャリアコンサルティング、カウンセリングスキルアップなど】
【価格改定のご案内】
【14回向け1級技能士実技個別対策講座申込受付中!】
【32回向け!2級技能士対策講座割引申込受付中!】