先日再度手に取ったこちらの本。
大谷先生はマインドフルネスでも第一人者であり
（確かヨガもプロ中のプロ）
私がカウンセリングを学び始めた当初に教えていただいた方の
お一人です。
久しぶりに読んでも、傾聴とは何かというベースの部分から
とても深かったです。
カウンセリングは「言葉」という道具を使って
カウンセリングスキルを用いてクライエントを支援します。
ですが、その「スキル」を用いるのは人間であり、
「スキル」「言葉」だけにとらわれて、
そこにカウンセラーの「こころ」がこもっていなければ、
絶対いい支援になりません。
だからこそカウンセラーは
スキルだけでなく、人間性も磨いていくことが
必要です。
スキルは非常に表面的でわかりやすい
（身につけるのは容易ではないですが笑）
一方で人間性はともすれば別に磨かなくとも
誰にも何も言われず、疎かにしがちです。
私も資格を取って２０年たち、
様々な学びをする中で
技術は色々と学びました。
気がつくと技術は身につけましたが、
その表面的なところばかりにとらわれていないだろうか？
自分自身の心を成熟させることができているのだろうか？
技術を多く学ばせてもらったからこそ、
人間性が伴っていないと、武器だけを持った
カウンセラーになり得てしまう。
たくさんの武器があることに自分自身がおごっていないだろうか？
と考えると、
そんなことはありません、とは言えなくて、
自分自身が恐ろしくなりました。
対人支援とは「私」という「人」が
クライエントに対して支援するからこそ、
「自分」という器にも目を向ける必要が
あるのではないでしょうか。
みなさんは自分自身の人間性を
どのように磨きますか？
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