最近夜22時枠のドラマは大抵見ています。
個別セッションが最終21:30までなので、
ホッと一息ついているころとタイミングが絶妙にマッチしています。
先日18/40という深田恭子さんと福原遥さん主演のドラマを見ました。
福原遥さん演ずる有栖が18歳で妊娠をして、それをずっと父親に言えずにいたら、
バレてしまったというシーン。
お父さんが「堕ろしなさい」
と言うと有栖が「お母さんは絶対そんなこと言わない」
と泣きながら反論しました。
(お母さんはすでに病気で亡くなっています)
迫真の演技で息をのんだと思ったら、そのあとネットで話題になっていました。
例えば
「確かにお母さんだったら言わない」
「私はお母さんに言われたから、お母さんだったら言わない、と言うのは間違っている」
などなど…。
「お母さん」という役割を担う人ならどうか、という意見が
様々出ていました。
この「お母さん」という言葉は確かに
「母という役割を担っている人全て」を意味すると捉えることもできますが、
有栖の唯一の「私のお母さん」という個を表現しているとも捉えられます。
つまりある価値観、性格、経験を持つ一人の人とを指し示す「お母さん」です。
このドラマではその前の週のお母さんとの会話の回想シーンで
「有栖には自分がやりたいと思ったことを諦めないでほしい」
とお母さんがいうシーンがあったので、それを受けての、そういうお母さんだからこそ「絶対言わない」ではないかと
私は捉えました。
たったひとつの「お母さん」という言葉でも何を指しているのかは、
その言葉を使ったその人しか知り得ません。
カウンセリングではどうでしょう?
クライエントも同様に様々な言葉で自分を表現します。
「その役割を持つ全ての人」と捉えるか
「ある特定の人格を持った人」と捉えるのか、
勝手にキャリアコンサルタントが判断して進めていないでしょうか。
その言葉をクライエントが使用するということは
その言葉の裏に様々な意味、思いが隠れています。
隠れているものを言葉にしてもらうことで
私たちキャリアコンサルタントはクライエントを理解できるし、
クライエントもまた自分を知ることにつながります。
ちょっとした言葉でもキャリアコンサルタントの判断を押し付けて
理解したつもりになって進めてしまう恐れがある、
ということも理解してクライエントに関わるということは、本当に役立つ支援のために、
とても大切なのではないでしょうか。
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