キャリアコンサルティングでも
スーパービジョン（事例指導）でも
相手に対して
「質問」という行為をとります。
なぜ質問をするのか。
相手の自己理解を深めたり
相手の考えを深めたりするため。
ざっくりいうと相手に内省を促すため
と言ってもいいかもしれません。
ですが、
相手にこのように答えてほしい
相手はこのように答えるはずだ
などと邪推な気持ちが入ってしまうと、
質問→相手の答え→ 別の質問 →答え →さらに別の質問
と一問一答になってしまいます。
これでは相手の内省にはなりません。
質問をするのはあくまでキャリアコンサルタントや
スーパーバイザー（事例指導者）のためではなく
目の前の相手のためです。
相手に純粋に関心を持ち、
なぜそのように思うのか、
そう考えるとどんな感情が芽生えてくるのか
など、もっとよく知りたいと思ったら
そこから深められるはずです。
相手をコントロールしようと思っていませんか？
「肯定的関心」
とは相手に対して純粋に関心を持ち
あなたのことをもっとよく知りたい
と行動で示すこと。
「あなたのこと」とは相手の名前や職業や
表面的な薄っぺらい考えや感情ではなく、
相手がどんな考えを持っているのか
相手がどんな世界を見ているのか、に
興味を持つこと。
もっともっと目の前の相手のことに関心を持ってみませんか？
そうすると実はこちら側も
新たなものの見方をもたらしてくれるのではないでしょうか。
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