事例指導における関係構築ではここを押さえたい

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何人かの方から同様の質問をいただいたので、こちらでも

共有をしておきます。

 

事例相談者が自分の面談ケース、もしくはクライエントに対して

どう思うのかどう考えるのかを聴くことは関係構築なのか?

というご質問です。

 

まず答えとしては、関係構築に値します。

 

1級の事例指導は「カウンセリング」のスキルを使って行います。

(試験細目より)

通常、クライエントに対して行うカウンセリングで、

まずクライエントと関係構築をするために何をするか、というと

クライエントの思い、考えを傾聴し、

共感的理解を示し、クライエントの心に潜む声を表に出してもらう

ということをします。

そうして、クライエントが相談したい問題を明確にして問題把握に移っていくわけです。

 

これを事例指導でもする、ということは、

持参されたケースについて、相談者について

どう考えるのか、どう思うのかを聴く、ということになります。

 

事例指導では「その事例」について

事例相談者の課題を見出すことが目的であるため、

同じ「思い、考え」を聴くでも

「その事例」についてという対象がはっきりしているという点では

実はクライエントと向き合うよりも慣れるとやりやすい面もあります。

 

ただし、事例相談者が面談をしていたときどう思っていたか、

ばかりを聞いていても、面談時に思っていたこと、考えていたことでは

うまくいかなかったケースがほとんどですので、

面談当時、つまり「過去の思いや考え」ばかりを聞いても話は進みません。

 

今、一緒にこうして振り返ることでその事例について、クライエントについて、

自分の関わり方についてどう思うかを考えてもらう、つまり内省してもらえるように

関わることが求められます。

 

そうして内省をしていく中で事例相談者の問題が明確になり、

そして問題把握へと展開していく、という流れにつながります。

 

事実ばかり聞いていても、事例相談者の「こうすればよかったんだ「

にはつながりません、

その点でカウンセリングで何が求められているのかを

しっかりと理解して取り組んでみてください。

 

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