試験、資格よりも対人支援者として大切なものが得られるプロセス

いよいよ日曜日は2級技能士の学科論述試験です。

受験される皆さんは、準備はいかがでしょうか?

 

大人になってからの勉強って、勉強だけしていればいいわけではなく、

家のことや仕事や、自分の持病や

いろんな邪魔が入ってくる中で

勉強しなければならず、本当に大変だな、

とみなさんをみていても思います。

 

そして、大人になってから失敗したり

ダメ出しされたりするのもまたこれが久しぶりすぎて

受け止められなかっりするのも本音ではないでしょうか。

 

私は初めて2級を受験した時は

面接試験の前日に父が他界したことが

一番なんとも言えない思いをしたこととして印象に残っています。

 

日取りの関係で、他界して中1日を挟んでお通夜告別式となったため

試験を受けようと思えば受けられる、という状態で、

家族も「行ってこい」と言ってくれたので行きはしたのですが、

やっぱり通常の精神状態ではなく、

試験を受けた実感もないまま帰ってきました。

もちろん結果は散々でしたが、

「歌舞伎役者の人とかってこの状態で仕事することもあるんだよね、

すごいな」などと考えていたことはよく覚えています。

 

挫折や失敗、辛い経験を通して人は

自分の価値観のようなものを確立したり自分自身を知っていくこともあるのではないでしょうか。

それは特に大人になればなるほど、のように思います。

 

 

時には家族よりも勉強を優先して後悔することもあるかもしれません。

誰かにダメ出しされて落ち込むことがあるかもしれません。

頑張っても結果が出ず、ショックを受けることがあるかもしれません。

 

そういう苦しい時にどう考えどのような選択をしたのか、

またその選択をしたことを今自分がどう捉えているのか。

 

そういう自分を見つめていくこと、

誰かのせいにするのではなく自分を見つめていくことで

見えてくるものは人生において大切なもののなのではないでしょうか。

 

試験を受ける以上、合否は一つの結果として

重要ではありますし、合格しました、とSNSなどで発信できるのは

他者から見ても評価されやすい結果だとは思います。

 

が、それよりも自分の人生の1ページとして試験というイベントを通じながら

自分がどう生きるか?

そのようなものが見える方がキャリアコンサルタントとしても、

ずっと大切なことのように思います。

 

そう考えると、大変な思いをする、挫折を経験するということは

本当に貴重な経験なのではないでしょうか。

 

サポートする側の私としてもそんなことを考えながら、

関わっていきたいと思っています。

 

試験を受ける皆さん、ここまできたら、試験は試験で最善を尽くしつつ、

そのプロセスを面接試験の後にでもじっくりと自分の中で味わってみてください。

 

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