その共感は、共感ですか?

 

私は女性だから男性の気持ちがわからない

子供を産んだことがないから子供を産んだ人の気持ちはわからない

というお声や

私もクライエントも同性だからわかる

私も離婚したことがあるから離婚したクライエントの気持ちはわかる

ということを言ったことがないでしょうか。

 

これらはカウンセラーの経験してきた枠組みでクライエントを

捉えている、ということに気づいているでしょうか。

 

カウンセラーの枠組みでクライエントを捉えることは

「同調、同感」であり共感ではありません。

こう言ったものは、

「とにかく相手に共感しろっていうけれど、共感してても何の解決にも至らないよね」

と結果的に言われてしまったり、

いわゆる「共感疲労」というものにつながってしまうものです。

 

同調、同感は英語では sympathy, もしくはcompassion

であるのに対して、

共感はempathy

です。

 

この「em」には「in」つまり「中に入る」という意味合いがあります。

中に入りつつも「as if」、「あたかもその人のように」。

「あたかも」ですので、自分は他者には絶対なれない

ということです。

 

ですが、クライエントと向き合っていると、

この人は私と同じ経験をしている

この人のやっている仕事に対して知識がないから全くわからない

という気持ちを抱いてしまうのも必ずあります。

 

カウンセラーもまた人間である以上自然と湧き起こる感情、気持ちは

あるからこそいいカウンセリングができるのですから、

そういった気持ちを抱くな、抱いてはいけない

ではなくそういう気持ちをどうクライエント支援に役立てるかです

そういう気持ちを抱きつつ、クライエントに対してどう関わると

最善であるかを考えられるかどうか。

 

つまり共感的理解をするためには自己一致をしていないとできません。

 

同調同感ではなく共感的理解のためには訓練が必要であり、

その訓練とは「言葉」だけではなく、自分に目を向けることも

意識していくことも大切なことではないでしょうか。

 

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