つい自分の癖で応答してしまう。「つい」を変えていくために

クライエントの発言に対してどのように応答をするのか?

 

質問ばかりになる

伝え返しをついしてしまう

など人によって課題はあると思います。

 

じゃあ自分の応答に対する課題とどう向き合えばいいのか、というと

ロールプレイの時には瞬時に「反応」しなければならないので、

ロールプレイを繰り返すだけではなかなか難しいのかと思います。

 

そこで役立つのが逐語録です。

逐語を起こしたら、自分の応答を見直し、まずは

自身の応答の課題を客観的に理解します。

その上で、どう応答すると良かったのか、

じっくりと検討してみてください。

 

その際はもしかしたら、1回考えるだけでは

なかなか、自分が納得できる応答にはならないかもしれません。

それであれば、その応答をさらにブラシュアップするとどう言えるのかを検討してみます。

 

また、個人的には「ここはこの応答が理想的で100点だよね」

というところほど、他の応答はなかったのかを検討するようにしています。

そういう時ほど自分の視野が狭まっていますし、他の応答を意識的に検討してみると

異なるクライエントが見えてくることがあります。

 

地道な作業ですが、そうしてクライエントの応答をじっくりみて考えると、

一つ一つの言葉を丁寧にひろう癖がついてきます。

一足飛びにできるようになることではありませんが、じっくり向き合うからこそ

不動の実力につながります。

 

ご自身の逐語は学びの宝です。

活用の仕方を工夫してみてください。