私はあまり野球には興味がないのですが、
今年のWBCはなぜだかいつもより熱心に観ています。
舞台に立つまでに、そして立ちながらも
日々の積み重ね、葛藤があるということに「人生」が
映し出しされていることをつい想像してしまいます。
大谷選手をとってしてもあれだけの選手なのに、まだ改善が
続けていけること自体、並大抵のことではありません。
話は変わって、
「天職」という言葉を耳にしたことはあると思いますが、
皆さんにとって今の仕事は天職でしょうか？
天職とは何をもって天職とするでしょうか？
以前、私がいた人材会社の創業者の女性社長は
1人で会社を立ち上げ、上場し、屈指の会社にまでしたにも
関わらず「天職と思ったことは一度もない」といつも言い切っていました。
にも関わらず、周囲から見ると「いや、天職でしょ」と見える。
比較できるレベルではないのですが、
私もカウンセラーの仕事を「天職」と思ったことはない一方で、
周囲からそう言われることが
特にここ数年出てきて、戸惑いを感じています。
ただ、私にとってカウンセラーの仕事というのは
常に課題が感じられる、新たな世界を見せてくれる、
まだまだ自分にできることがある、
と探求したくなる存在ではあります。
私は「天職」とは探求し続けられる仕事かどうか、
と考えるとしっくりきます。
探求し続けて積み重ねていくことで、厚みが増し、
力量がつき、より結果が出るようになり、
それが他者から見ると魅力的に見える。
つまり「天職」であるように見える。
「天職」とはそういうもののように思います。
もちろん探求し続けられる仕事に出会えるかどうか、
も大事なことかもしれません。
が、何かしらの仕事に大半の人たちが出会っているはずです。
その中で感じ、考え、行動を起こした先にそういう仕事との出会いとは
生まれてくるのではないでしょうか。
続けられる仕事、努力し続けられる仕事、
課題を感じ続けられる仕事。
それは「ラッキー」「運のいい人だけが出会えるもの」ではないはず。
WBCの選手のように、とはいきませんが、
今の私の仕事も大切にしていきたい、と思っています。
「天職」とは
「ラッキーだったら巡り会える仕事」のようなものではない。
そこまで努力ができる仕事、
そして続けられている仕事があるということは
まさにそれが「天職」であり、
今の「私」を作り出しているものではないでしょうか。
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