今週はスーパービジョンの仕事が集中しています。
・何度も来談してもらっているけれどなかなか前に進まない
・アドバイスをしたけれど、どうも納得してもらえていない気がする
・どのようにアドバイスをしたら良かったのか。
などなど、スーパービジョンで出てくる悩みは様々です。
何かうまくいかない、うまくいった感じがない、というとき
クライエントが最初に来た時に何を話したのか、
特に最初の一言目に何を話したのか。
に立ち返ってみると違った視点が見えてくることがあります。
・何気にクライエントが使っていた形容詞や副詞に実は意味があった
・クライエントが言ったことの背景にはこういう事実があった
etc・・・
クライエントがキャリアコンサルティングの場に初めてくるとき、
一定の緊張感を持ってくることは当然のことです。
キャリアコンサルティングに限らず、初めてのお店や場所に緊張することは
私たちも経験しているはずです。
その緊張した状態で、クライエントが最初に発する言葉というのは
いろんな思いが交錯した状態で、「これを言おう」と自分の中で
決心して言っていると言ってもいいと思います。
また
「きたくて来たんじゃないんですよ」
「先生に聞いたら何かわかるかと思って」
といった発言も
今、ここで
クライエントがどんな気持ちで臨んでいるのかを表しています。
そう考えると、最初にクライエントが何を話すのか、
私に何を伝えようとしているのか。
ここは集中したいところでしょうし、
うまく進まないと感じた時、もう一度見直すとヒントが隠されているかもしれません。
クライエントとの最初の会話、
大切にしていますか？
ないでしょうか。
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